症例⒈ なんちゃってブルースウィルスさん

romis

2020年05月05日 16:33

症例⒈ 友だちは 歯を抜いてこい!って 言ってました。
    抜いて欲しい︎

と 背の高い男性が 顔面蒼白でやってきました。
顔立ちは ブルースウィルスに似て 精悍なのに 歯医者が大の苦手らしく
恐怖心から 喋る喋る… 痛みの説明が止まりません。

以前から 右上の糸切り歯に違和感があり
鼻の横あたりを押すと痛みがあるらしく 最近では夜も眠れないらしいのです。
検温したら熱はありませんでした。

口の中を見せてもらおうとしても
痛いから 痛いからと 顔を押さえている手を退けてくれません。

やっとのことで 検診した結果



左上の写真 糸切り歯の裏側 根元にむし歯があります。
小さなむし歯に見えますが、思いの外 深いむし歯でした。
場所も 根元なので 神経に近かったので、感染を起こしていたのです。
もちろん この歯なら治療で残せます。
穴を開けて 神経の治療をして 
最終的には右下の写真 歯と同じ色の詰め物をしてこの歯の治療は終わりました

こういうと 簡単に聞こえますが、神経の治療には回数もお金もかかりましたよ

神経の治療をしている間に この怖がりのブルースウィルスさんには やらなければならないことが他にもありました。

なぜなら 痛がっていた糸切り歯を治しても 痛みがなかなか良くならないからです

口の中 全体をチェックできるレントゲンを見てみましょう。
向かって 左側 Rと書かれているのが右の歯 Lが左の歯 写真を見るように見てください。
(鏡とは 逆と理解してくださいね。)


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