最新記事
最近のコメント
大人 / Waka ちゃん
ピース 野原 / 自分に合った歯ブラシ選び
大人 / 聖火ランナー わかちゃん♬
ピース 野原 / 自分に合った歯ブラシ選び
Megane / 自分に合った歯ブラシ選び
ブログ内検索
カテゴリー
もうすぐ 開院 (1)
笑気 (3)
差し入れ (63)
お花 (13)
患者さま (186)
郵送 (2)
乳歯の治療 (2)
行きつけのお店 (36)
お気に入り業者さん (43)
innnai (66)
院内紹介 (17)
お祝儀 (1)
感動 (5)
親孝行 (4)
テニス (13)
ピースニュース (33)
わたくし事 (121)
勉強会 (29)
新年 (4)
食事会 (2)
息子 (47)
行事 (9)
イベント (42)
お知らせ (72)
スタッフ (66)
ペット 動物 (58)
沖縄観光 (10)
診療 (6)
本の紹介 (6)
お笑い (7)
お絵かき (47)
四字熟語 (1)
TV (1)
親知らず (1)
お気に入り
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
過去記事
QRコード

アクセスカウンタ
読者登録
ゆれるまだら歯
デンタルフェア(2019)で紹介したお話です
子供たちと地域の高齢者の心温まるエピソードです
(温まるといいのですが、、、)
※決してサスペンスではありません※

私はちかくの小学校の3年生です。お花係りをしています。
今学校では桜の花やチューリップが咲いています。
学校の近くにたくさんの花が咲いている可愛いお家があります。

私は毎朝 その家の前を通るのが楽しみです。
お花が好きな人が住んでいるから絶対仲良くなれると思います。

今日学校でお知らせがありました。
歌やお芝居の発表会をするので
近所の方に見に来てもらうために
招待状を書きましょう。と
先生が言いました。
もちろん
私はお花屋敷の人に
招待状を書きました。

私は 学校の帰り道
招待状を届けに
お花屋敷へ行きました。
どんな 人が住んでいるんだろう?
お友達になれるといいな。
ドキドキしながらノックをしました。
「こんにちは。
近くの小学校から招待状を
届けにきました。」
でもドアは開きません。
もう1度 声をかけてみました。
それでも ドアは開きません。
女の子が待っていると
ドアの横にある 窓のカーテンが揺れました。

『..こんにちは..』 おばあさんが小さな声で挨拶してきました。
「こんにちは。私はちかくの小学校でお花係をしているなみえといいます。今度 学校で
発表会があります。 招待状を持ってきました。ぜひ 見にいらしてください。
発表会の時には ひまわりもたくさん咲きますよ。」
『..ありがとう..』そう言って おばあさんが手を差し出して招待状を受け取ろうとした時です。

微笑んでいるおばあさんの口の中で白いものがゆらゆら揺れています。
「ぎゃあ~!!!」女の子はビックリして招待状を投げ出して逃げてしまいました。

「口の中で動いていたものはなんだったの?あれって 歯? なんで大人の歯が揺れていたの?」
女の子は 訳が分からず ショックを受けていました。

みんなのように 健康なお口の場合
見えている歯の部分より
なが~い歯の根が骨に植わっています。
でも きちんと 歯磨きをしないと
骨が弱くなって 歯が倒れたり
抜けたりします
お花屋敷のひとの口の中では
骨が弱くなって
少ししか残っていない歯が
抜けそうになっていたのですね。
そうなると お話をするたびに
歯が舌や頬(ほっぺ)に押されて
ぐらぐらと揺れてしまいます
女の子は それを知って
お花屋敷の人のことを
『揺れるまだら歯』と呼んで
嫌いになってしまいました。
一方 女の子の気持ちを知らないお花屋敷の人は
女の子からもらった招待状を
宝物のように大切に思いました。
実は お花屋敷の人は 身体が弱く 一人では外にも出られない状態だったのです。
そのため 歯が抜けても入れ歯を作りに行くことができなかったのです。歯が無くなり、
お友達も減り いつしか お花のお手入れをすることだけが 楽しみになっていたのです。
でも 女の子から招待状をもらったことで
お花屋敷の人は 久しぶりに 外に出たいと 強く強く思い始めました。
発表会に行って 優しくてかわいい女の子に 招待状のお礼を言いたいと思いました。
お花係だと言っていたので お花好き同士 お友達になりたいとも思いました。

それから お花屋敷の前に 週に一度 歯医者さんの車が来るようになりました。
身体が不自由で どうしても歯医者さんに行けない人は・・・・・
手続きをすることで 歯医者さんに家まで来てもらい 治療を受けることができるんです。

まず 揺れている歯を抜きました。
歯が無くなると 口元にしわができ
頬がこけて とても疲れているように見えました。

歯を抜いた後に 入れ歯を作ってもらいました。
慣れなくて 話をするのも大変で 水を飲むのも一苦労です。
でも 見てください
歯が入ると 口元のしわも減り 頬もふっくらして見えます

おばあさんだと思っていた女性が 髪を切り 少しお化粧をすると
おばあさんが 若くなり、おばあさんじゃなくなりました。
見た目は 若返っても 大きな入れ歯にはなかなか慣れません。
でも おばさんは 女の子にお礼が言いたくて 毎日 『あ・り・が・と・う』という練習をしていました。

7月20日 発表会の日
おばさんの 頑張りを知っている
訪問歯科の衛生士のお姉さんが
おばさんを車いすで
学校まで連れてきてくれました。
お花屋敷の人の事を
すっかり忘れていた女の子は
その人を見てびっくりしました。
まるで 別人です。
『なみえちゃん 今日はお招きありがとう。
なみえちゃんのお陰で 私も
今日の日を楽しみに 頑張れましたよ。
お礼に お庭で取れた お花の種をもらってくれますか?
あなたが 大切にお世話をしている花壇に植えてもらえたら
おばちゃんも嬉しいわ。』

おばさんの優しい笑顔を見て 女の子は
意地悪なあだ名をつけてしまったことを後悔してしまいました。
でも それよりもお花が 大好きなお友達ができたこと
花壇を 褒めてもらえたことが
本当に 嬉しくて おばさんに抱きついてしまいました。

それから おばさんは こどもたちの見守り隊として毎朝 お花屋敷の前で 手を振ってくれています。
子供たちにも 人気者なのですが、 こども達はおばさんの事を『お花屋敷の困り眉毛』と呼んでいます。
せっかく 優しい笑顔になったのに ずっと独りでいたから寂しいときの眉間のしわが 消えないんですね。
こどもって、元気で優しくて ちょっぴり 意地悪ですね。
みんなは このお花屋敷のおばさんとお友達になれますか?
↑ ↑ ↑ ↑
ここまでが、 デンタルフェアでの 紙芝居です。
会場にあるホワイトボードに 磁石で絵を張り替えながら お話しました。
最後に お話を聞いてくれた子どもたちに
『みんなは このお花屋敷のおばさんとお友達になれますか?』と尋ねてみたら
ほとんどの子が
『なれるぅ〜
』と言ってくれたのですが、
中には
『絶対 無理!気持ち悪い
︎』と バッサリ言い切る子もいます
知らない人とは 口を聞いてはいけません。
人を見たら 危ないと思え。と注意を受けた経験のある子どもたちには
歯の問題ではなく
地域の方々との交流自体が 絶対無理
なのかもしれません。
デンタルフェアでも ご家族の方に このお話をどう受け止めるか 話し合ってもらうようにお願いしましたが、
皆さんは どう思われましたか
子供たちと地域の高齢者の心温まるエピソードです
(温まるといいのですが、、、)
私はちかくの小学校の3年生です。お花係りをしています。
今学校では桜の花やチューリップが咲いています。
学校の近くにたくさんの花が咲いている可愛いお家があります。
私は毎朝 その家の前を通るのが楽しみです。
お花が好きな人が住んでいるから絶対仲良くなれると思います。
今日学校でお知らせがありました。
歌やお芝居の発表会をするので
近所の方に見に来てもらうために
招待状を書きましょう。と
先生が言いました。
もちろん
私はお花屋敷の人に
招待状を書きました。
私は 学校の帰り道
招待状を届けに
お花屋敷へ行きました。
どんな 人が住んでいるんだろう?
お友達になれるといいな。
ドキドキしながらノックをしました。
「こんにちは。
近くの小学校から招待状を
届けにきました。」
でもドアは開きません。
もう1度 声をかけてみました。
それでも ドアは開きません。
女の子が待っていると
ドアの横にある 窓のカーテンが揺れました。
『..こんにちは..』 おばあさんが小さな声で挨拶してきました。
「こんにちは。私はちかくの小学校でお花係をしているなみえといいます。今度 学校で
発表会があります。 招待状を持ってきました。ぜひ 見にいらしてください。
発表会の時には ひまわりもたくさん咲きますよ。」
『..ありがとう..』そう言って おばあさんが手を差し出して招待状を受け取ろうとした時です。
微笑んでいるおばあさんの口の中で白いものがゆらゆら揺れています。
「ぎゃあ~!!!」女の子はビックリして招待状を投げ出して逃げてしまいました。
「口の中で動いていたものはなんだったの?あれって 歯? なんで大人の歯が揺れていたの?」
女の子は 訳が分からず ショックを受けていました。
みんなのように 健康なお口の場合
見えている歯の部分より
なが~い歯の根が骨に植わっています。
でも きちんと 歯磨きをしないと
骨が弱くなって 歯が倒れたり
抜けたりします
お花屋敷のひとの口の中では
骨が弱くなって
少ししか残っていない歯が
抜けそうになっていたのですね。
そうなると お話をするたびに
歯が舌や頬(ほっぺ)に押されて
ぐらぐらと揺れてしまいます
女の子は それを知って
お花屋敷の人のことを
『揺れるまだら歯』と呼んで
嫌いになってしまいました。
一方 女の子の気持ちを知らないお花屋敷の人は
女の子からもらった招待状を
宝物のように大切に思いました。
実は お花屋敷の人は 身体が弱く 一人では外にも出られない状態だったのです。
そのため 歯が抜けても入れ歯を作りに行くことができなかったのです。歯が無くなり、
お友達も減り いつしか お花のお手入れをすることだけが 楽しみになっていたのです。
でも 女の子から招待状をもらったことで
お花屋敷の人は 久しぶりに 外に出たいと 強く強く思い始めました。
発表会に行って 優しくてかわいい女の子に 招待状のお礼を言いたいと思いました。
お花係だと言っていたので お花好き同士 お友達になりたいとも思いました。
それから お花屋敷の前に 週に一度 歯医者さんの車が来るようになりました。
身体が不自由で どうしても歯医者さんに行けない人は・・・・・
手続きをすることで 歯医者さんに家まで来てもらい 治療を受けることができるんです。
まず 揺れている歯を抜きました。
歯が無くなると 口元にしわができ
頬がこけて とても疲れているように見えました。
歯を抜いた後に 入れ歯を作ってもらいました。
慣れなくて 話をするのも大変で 水を飲むのも一苦労です。
でも 見てください
歯が入ると 口元のしわも減り 頬もふっくらして見えます
おばあさんだと思っていた女性が 髪を切り 少しお化粧をすると
おばあさんが 若くなり、おばあさんじゃなくなりました。
見た目は 若返っても 大きな入れ歯にはなかなか慣れません。
でも おばさんは 女の子にお礼が言いたくて 毎日 『あ・り・が・と・う』という練習をしていました。
7月20日 発表会の日
おばさんの 頑張りを知っている
訪問歯科の衛生士のお姉さんが
おばさんを車いすで
学校まで連れてきてくれました。
お花屋敷の人の事を
すっかり忘れていた女の子は
その人を見てびっくりしました。
まるで 別人です。
『なみえちゃん 今日はお招きありがとう。
なみえちゃんのお陰で 私も
今日の日を楽しみに 頑張れましたよ。
お礼に お庭で取れた お花の種をもらってくれますか?
あなたが 大切にお世話をしている花壇に植えてもらえたら
おばちゃんも嬉しいわ。』
おばさんの優しい笑顔を見て 女の子は
意地悪なあだ名をつけてしまったことを後悔してしまいました。
でも それよりもお花が 大好きなお友達ができたこと
花壇を 褒めてもらえたことが
本当に 嬉しくて おばさんに抱きついてしまいました。
それから おばさんは こどもたちの見守り隊として毎朝 お花屋敷の前で 手を振ってくれています。
子供たちにも 人気者なのですが、 こども達はおばさんの事を『お花屋敷の困り眉毛』と呼んでいます。
せっかく 優しい笑顔になったのに ずっと独りでいたから寂しいときの眉間のしわが 消えないんですね。
こどもって、元気で優しくて ちょっぴり 意地悪ですね。
みんなは このお花屋敷のおばさんとお友達になれますか?
↑ ↑ ↑ ↑
ここまでが、 デンタルフェアでの 紙芝居です。
会場にあるホワイトボードに 磁石で絵を張り替えながら お話しました。
最後に お話を聞いてくれた子どもたちに
『みんなは このお花屋敷のおばさんとお友達になれますか?』と尋ねてみたら
ほとんどの子が
『なれるぅ〜

中には
『絶対 無理!気持ち悪い

知らない人とは 口を聞いてはいけません。
人を見たら 危ないと思え。と注意を受けた経験のある子どもたちには
歯の問題ではなく
地域の方々との交流自体が 絶対無理
デンタルフェアでも ご家族の方に このお話をどう受け止めるか 話し合ってもらうようにお願いしましたが、
皆さんは どう思われましたか